「藍」の知見を深めるため、一年かけて染料ができあがる工程を追いかけています。
ということで、前回でもお世話になった広島県・福山市で藍の栽培から染料づくり、藍染めまでを一貫して行なっている「藍屋テロワール」さんに伺いました。
第二回目となる今回は、苗植えです。
3月に種まきを行い、数週間で発芽。5月までの2ヶ月間、プランターで育てられます。
プランターが見えなくなるほど成長した苗は、畑に成長の場を移します。
※大きさ:4〜6cmほど。
この時点ではまだ、「青」に染まる染料ができあがることが想像できません。
そんなことを感じながらも、苗植えをひたすら進めました。
川のせせらぎ、野鳥のさえずり、爽やかな風。
大自然に囲まれながらの作業は、普段では味わえない貴重な体験となりました。
自然から受ける恩恵は、人に豊かな影響を与えてくれるものだと改めて実感。
こうやって実体験を通して知見を深めることで、皆様へ「リアルな製品づくりの想い」を伝えることができると思っています。
物が溢れた時代に、必要とされる製品を残していけるように、これからも日本の文化に根付いた物づくりへの探求を進めていきます。
次回は、6月の藍の状況をお伝えいたします。