こんにちは、佐藤です。
この記事では、僕たちの新たな試み「アップサイクルプロジェクト」について、その経緯や思いをお伝えできればと思います。

MOLTEMANIの「アップサイクルプロジェクト」は、生産過程で発生した不要生地を再活用し、生地の魅力や背景に触れていただく機会を増やしたという思いからスタートしました。
これまで僕たちは、岡山県や和歌山県、静岡県、奄美大島など各地の生産現場を訪れ、一つの生地が生まれるまでの膨大な時間と手間を間近に見てきました。
そこには、マニュアルだけでは決して捉えきれない、職人の技術と込められた思いがあります。

しかし、そうして心血を注いでつくられた生地が、一つの製品として完成する過程で、どうしても「不要生地」として切り落とされ、捨てられてしまうという現実にも直面しました。
その不要生地は、たとえ形にならなかったとしても、完成された製品の生地と何ら変わらない職人の技術と思いが込められています。
そしてそれは、製品と同じように使う人の手へと渡り、生地にある魅力や背景を感じるきっかけになりえるものだと考えます。

生産現場へ実際に訪れ、つくり手の熱量に直接触れてきた僕たちだからこそ、その信念を持ちながら取り組めるものはないかと考えたのが、この活動のきっかけでした。
現状、すべての製品生地に対してこの活動はできておらず、一つのプロジェクトとして掲げるまでには、まだ遠いのかもしれません。
ただ、モノ作りに携わる人と使う人の「架け橋」でありたいという思いのもと、理想とする形になるよう模索しながら、一歩ずつ進んでいきたいと思っています。

このアップサイクルプロジェクトの第一弾として、岡山県井原市の機屋で織り上げられた「ジャガード生地」のポーチを、新作アイテムのノベルティとしてご用意いたしました。詳細は、6月26日(金)リリースアイテムの商品ページに記載いたします。
日本の繊維産業を支えてきた、歴史ある産地で生まれた豊かな表情。そこにある技術と思いを手に取って、感じていただければ幸いです。
