職人さん:Spain「Handmade Apron」

職人さん:Spain「Handmade Apron」

こんにちは。米本です。

今回の記事では、これから少しずつ販売を予定している【 World Craft Product. / 世界のクラフト コレクション】について、ご紹介をしていきます。

私は、キャンバス(帆布)やレザー(本革)、ブラス(真鍮)など、使う時間の経過とともに「経年変化」していくものに対し、日本に昔から受け継がれてきた技法によって作り上げられたものに興味を持ってきました。

しかし自身が現在まで収集してきたアーカイブの中には、もちろん日本製のものではないものも多くあり、改めて考えて見ると、世界にも昔ながらの技法によって作られてきた手工芸品が多く存在していることに気づかされました。

そこで少しづつではありますが今後は、世界に視野を広げて、クラフトマンによるハンドメイドで仕上げられているアイテムを販売していけたらと考えています。

そうすることで、日本のみならず、世界に存在する魅力的な「素材」や「技法」を自分自身も知ることと共に、皆様にもご紹介して、物に対する知見や、大量生産品にはない手工芸品の魅力を感じていただけたら嬉しいと思い【 World Craft Product. / 世界のクラフト コレクション】をスタート致します。

まず「第一弾」となるのは、スペイン / カタルーニャ州に住むクラフトマンのプロダクトです。

取り扱うきっかけとなったのは、日本が世界に誇る生地「岡山デニム」を使用してプロダクトを作っていることに感銘を受け、取り扱いのアプローチをして、私の活動に共感してくれて販売が実現しました。

製品のストーリーについて綴りましたので、ご一読していただけたら幸いです。


スペインのクラフトマンが、
丁寧に仕立てています。

デニムエプロンを仕立てているクラフトマンは、スペイン北東部の地中海岸に位置する自然豊かなカタルーニャ州に住む、フェルナンド・ブランビーさん。 彼はデニムやキャンバス、レザーなど、経年変化する素材を中心に扱う、エプロン専門のクラフトマン。

一枚ずつ手作業で丁寧に作られているこのエプロンは、素材選びから生産工程に至るまで、すべてをたった一人で行っています。 それは、大量生産品にはないハンドメイドだからこそできる、細かいところまで丁寧に作り上げたクオリティに仕上げるためのこだわりです。

こだわりの"12.7oz"
赤耳デニム生地

デニムは生地の厚さをoz(オンス)という単位で表します。ライトデニムと言われているものは、10oz位で糸が細く生地が薄いので動きやすいことで知られています。しかし生地が薄くなるにつれて安価で作れるものの耐久性は低く、デニム独特のパリッとした着心地は感じられなくなってしまいます。逆に通常のデニム生地は14oz位が一般的。新品のノンウォッシュデニムのジーンズを履かれたことのある方ならご存知かと思います。14ozは生地の厚みもしっかりあり、オーセンティックな履き心地を楽しめる分、最初はとても硬く動きづらいのが特徴。どちらも良し悪しがあります。しかしこのデニムエプロンは、仕事でガシガシ使うもの。最初から動きづらいようでは困ります。そこで最良の選択として決めたのが、この12.7ozのデニム生地です。ノンウォッシュでパリッとしたオーセンティックな生地感も味わえつつ、動きやすくて耐久性も高い。本格的なこだわりを持つ方でも納得のいく逸品に仕上がっています。

赤耳は、旧式シャトル織り機で
織られた生地の証

大量生産で織られた生地にはない赤耳(セルビッチ)。生地の端に施されている赤耳は、現代では数少ないシャトル織り機で生産された生地ということを証明しています。シャトル織り機で生産されるデニム生地は正直、現代の物作りの生産コストには見合っていません。いわゆる生産効率が悪いということです。だけどなぜメンテナンスにも手間が掛かる旧式のシャトル織り機で織られた生地を使うのかと言う大きな疑問にたどり着きます。それにはもちろんれっきとした理由があります。経年変化後のアタリに違いが大きく出てきます。旧式のシャトル織り機では、大量生産用の機械では考えられないほど、ゆっくりと丁寧に織られていきます。このゆっくりと丁寧にということが大切なのです。ゆっくりと生地を織っていくことで、生地に程よいテンション(負荷)が掛かり、糸の間に若干の空気が入り込み緩みが生まれます。これは均一ではなく、不揃いに仕上がっていきます。これが仕上がった生地に凹凸を生み出し、長い間使い込んでいくうちにその凹凸が擦れて、美しい個性的なアタリに仕上がるのです。これは大量生産で作られた生地では成し得ない、旧式織り機だからこそ生み出すことのできる魅力です。

時間の経過とともに、
味わい深い風合いに変化します。

デニム、レザーともに経年変化が楽しめます。生地の色褪せとともに濃淡が出て、未使用時に比べデニム生地がもつ本来の風合いが増していきます。※上記の掲載画像は、6ヶ月間使い込んだエプロンです。経年変化の参考としてご覧ください。

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