こんにちは、佐藤です。
今回は、新たに発売した「Back Side Indigo Jacquard Open Collar Shirt」をご紹介いたします。
織り柄の陰影が特徴的な一着で、インディゴ染めのジャガード生地を"裏使い"することで、通常の生地とは異なる奥行きを感じていただけます。
このシャツに使用しているのは、糸から柄を織り出すジャガード生地。プリントとは異なり、織りによって生まれる凹凸が立体感を与え、見る角度や光のあたり方で異なる表情を見せます。
さらに今回は、あえて“裏面”を表に使うことで、落ち着いた印象の中に独特な表情が際立つ仕立てに。定番の面使いとは違い、繊細な陰影が生地の奥深さをより引き立てています。
ジャガードならではの耐久性も魅力の一つ。柄が織り込まれているため摩擦に強く、長く着続けても風合いが損なわれにくい生地に。さらにインディゴ染めならではの経年変化も相まって、着るほどに味わいが深まる一着です。
ボタンには、インディゴの深みある色味に馴染むウッドボタンを採用。天然素材ならではの表情が自然なアクセントとなり、全体の印象を引き締めています。
シルエットは肩まわりと身幅にゆとりを持たせたボックス型。身体との距離がしっかりとれ風通しも良いため、暑い季節でも快適に過ごせます。Tシャツの上に羽織るだけで様になる、夏の羽織としておすすめしたい仕上がりです。
Back Side Indigo Jacquard Open Collar Shirtは、奈良県生駒市にある縫製専門工房にて丁寧に仕立てられています。この工房は、昭和59年に服飾学校の講師が立ち上げた小さなサンプル工房を原点とし、現在は2代目がその技術と思想を受け継いでいます。
地場産業に依存せず独自に築き上げた技術力は、仕様や素材の違いに柔軟に対応できる汎用性の高さを持ち、今もなお信頼あるものづくりの基盤となっています。