こんにちは、佐藤です。
MOLTEMANIでは現在、”デニムのふるさと”岡山県井原市でつくられたジーンズ3タイプを取り扱っています。
ジーンズの魅力といえば、使い込むほどに生まれてくる独特の風合いや色落ち。その変化に一切同じものはなく、着用したその人だけの表情が生まれてきます。
私たちは、そんな商品にある”奥行き”を大切にしています。この”奥行き”の中には、商品の生産背景や生産者の思いといった「商品ができる前のストーリー」、そして商品を着用することで生まれる「経年変化や個性」が含まれています。
何より、ストーリーを伝えることでより愛着を持っていただき、また着用して生まれる変化を長く楽しんでいただきたいという私たちの願いが商品には込められています。
ただ、長く愛着を持ってお使いいただくためには、見えないところにまである妥協なきこだわりも大切であると考えています。そこで、今回は「Okayama Tapered Jeans」の内面にあるディテールへのこだわりについて、一般的なジーンズと比較しながらご紹介していきます。

まずは前立ての裏側にある「持ち出し」部分。一般的なジーンズにはしばしば、生地の端をかがり縫いする「オーバーロック」という縫製がされています。覆うようにしっかり縫うことで、生地の端からのほつれを防いでくれる強度の補填として採用されているものです。

一方でOkayama Tapered Jeansは、内側に織り込み縫うことで生地端のほつれの発生をなくしています。オーバーロックを採用する必要がなくなるため、すっきりとした印象で洗練さが生まれています。

また、ポケット袋布として使われているスレーキも同じくオーバーロックをなくし、より精錬された美しさを持たせています。特にこの部分は、2枚のデニム生地とスレーキの折り返し、そして表のベルトループが重なり厚みがあるところ。綺麗に仕上げるために、縫製の技術力が存分に生かされている部分とも言えます。

オーバーロックは、内股の縫い部分であるインシームにも施されていることが多く、例えばロールアップする際にはその縫いが見えてきます。

ここでもオーバーロックをなくし、生地端を重ね合わせる巻き縫いを採用。ほつれの心配がないのに加え、引っ張りにも耐える高い強度があります。また裏返した時でも無骨な印象がなくなり、よりスタイリッシュな内面の美しさを持たせています。もしロールアップをした際には、”仕立ての良さ”をさりげなく感じていただけるのではと思っています。
このようにOkayama Tapered Jeansは、従来に見られる「持ち出し」や「スレーキ」「インシーム」にあるオーバーロックを全て排除することで、内面に仕立ての美しさを施しています。

今回は、Okayama Tapered Jeansに込められた内側のこだわりをご紹介いたしました。
着用時には決して見えない部分ではありますが、”より愛着を持って、長く履き続けていただきたい”という私たちの思いには、着用時の美しさだけでなく、内側にまで施した妥協ないこだわりが大切だという考えがあります。
「見えない部分へのこだわりや丁寧さ」「細部に神は宿る」という精神は、日本の職人ならではの思いです。その商品の奥行きを知ることによってまた、長く履き続けたいという思いに繋がっていくのではないでしょうか。
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・15oz Okayama Classic Tapered Jeans