こんにちは、佐藤です。
6月に販売を開始した「Wakayama Azuma knit T-shirt」。今回は、スタッフが実際に使用して感じる経年変化や着用感をレポートします。
はじめに「Wakayama Azuma knit T-shirt」についてご紹介させていただきます。ビッグシルエットほどオーバーサイズではなく、程よくゆとりを持った、いわゆる”リラックス感”のあるシンプルな一枚。私たちの”作り手の思いや背景を伝えたい”という考えから、過度なデザインは施していません。
ただ、シンプルながらも、永く使っていただく為のこだわりを加えています。それは、着心地に配慮した「フラットシーマー縫製」、希少な編み機をつかった「柔らかな生地」、そして使い込むほどに表情の変化を楽しめる「後染め」です。
生地は商品名にも冠している通り、和歌山県のアズマ編み機で編まれたもの。希少性の高いアズマ編み機ならではの絶妙な風合いと柔らかな肌触りを感じます。
また「ベージュ」「カーキ」「ブラック」の3色には製品染めを施しています。先染めにはない絶妙なアタリやムラがあり、着込むほどに表情が変化していきます。時間とともに深まる色合いと風合いには、まるで自分だけの一枚を育てていく楽しさを感じていただけます。
洋服が届いた際にある真新しさには、新品ならではの魅力があります。ただその先には、着込んでいった時にどんな表情が生まれるのか。答えが見えないからこそ抱くワクワクもあります。
上の画像は着用回数「0回」と「10回」を比較したものです。10回着用した方は、洗濯を繰り返したことで柔らかな生地の風合いが感じられるようになり、染めの色合いにも着込むことで生まれるナチュラルな色合いに変化し始めているのがわかります。また、夏のTシャツに懸念されるのが"首元のヨレ"。「Wakayama Azuma knit T-shirt」には、強度の高いバインダーネックを採用しているので、"首元のヨレ"も見受けられません。
生地の柔らかさは、もちろん内側にある肌馴染みにも現れます。始めは新品ならではの、ある意味緊張感みたいなものを感じます。そこから着用の回数を重ねていく度に体の形に馴染んでいき、経年の風合いが現れていきます。
実際に、初期にあった多少のハリ感はすでになく、今では着用するときもすんなり着ることができ、体にフィットしてくれています。
現時点では着用してからおよそ1ヶ月。まだまだ、風合いや色合いの変化への楽しみがあります。涼しくなる頃には、どんな表情に変わっているのでしょうか。また、レポートしてみたいと思います。
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・Wakayama Azuma knit T-shirt - ホワイト
・Wakayama Azuma knit T-shirt - ブラック