こんにちは、米本です。6月中旬にリリースを控えている「岡山県・Selvedge Denim jeans」。その生産背景を綴りました。
Production background / 生産背景
厳選した上質なセルビッチデニム
ジーンズで最も重要な生地選び。「Okayama Classic Tapered Jeans」は、”デニムのふるさと”といわれる岡山県井原市の最高品質のセルビッチデニムを採用しました。ジーンズの醍醐味と言えば、経年により色落ちした時の味わい深さ。それを踏まえ、製品としての完成をゴールとは考えず、穿き続けたときの「心地」と「色落ち」を徹底的に考慮した生地選びを行いました。
生地のウェイトは、実用性と耐久性のバランスをとるために「15oz」を採用。旧式織機ならではのローテンションで生み出される生地には、凸凹とした生地の奥行きが生まれます。色落ちで現れる凸凹ならではの豊かな表情もまた「Okayama Classic Tapered Jeans」の魅力となります。
創業から100年
受け継いできた確かな縫製技術
「Okayama Classic Tapered Jeans」が縫われているのは、創業から100年以上にわたり厚手被服を取り扱ってきた縫製工場です。日本でのジーンズブームが到来するよりも以前から、堅実に続けられてきた”縫製”。そこには長年蓄えられてきたノウハウと継承された高い技術、そしてものづくりに対しての妥協なきこだわりがあります。
衣服において製品としての質を左右する”縫い”。ジーンズにおいてもまた、”縫い”の出来栄えによりクオリティの差が顕著に現れます。ただ、そこに長年継承されてきた「確かな縫製技術」と「こだわりへの強い思い」があるからこそ、”縫い”のクオリティが確保されています。“製品は決して嘘をつかない”という職人の思いは、外見の表情はもちろん、人目に触れることのない内側の縫製からも強く感じることができます。これは日本の職人が昔から受け継がれてきた、ものづくりに対するプライドと敬意を表した証と言えるのではないでしょうか。
ゆとりのある穿き心地の
”クラシックテーパード”
裾に向かって緩やかにテーパードをかけたゆったり目のシルエット。股上は、ゆとりのある穿き心地になるよう深めに仕上げています。
深みのあるインディゴカラーには、天然のインド藍を使用。ロープ染色をすることで、ムラのない綺麗な色合いに仕上げています。使い続けても程よくコシの残るしっかりとした穿き心地と、経年の色落ちによって生まれる豊かな表情が魅力です。