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MOLTEMANI

Limited Edition Col. / "Amami Doro-Zome" Sashiko Bomber Jacket

Limited Edition Col. / "Amami Doro-Zome" Sashiko Bomber Jacket

通常価格 ¥98,000
通常価格 セール価格 ¥98,000
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Product movie / 商品動画


Production background / 生産背景




Product description / 商品概要

伝統技法"刺子"を用いた生地に泥染めを重ね、現代のスタイルに落とし込んだ「"Amami Doro-Zome" Sashiko Bomber Jacket」。

中綿仕様で、季節に合わせてインナーを変えながら、秋から春まで長く活躍する一着です。

使用しているのは、岡山で織られた縦縞の刺子生地。凹凸のある織りによって、定番のブルゾンでは表現しきれない奥行きある表情を生み出しています。

また、製品として完成されてからバイオ加工を施すことで、刺子特有の凹凸により深みが加わり、すでに着込んだような柔らかさと風合いを感じさせます。初めて袖を通す瞬間から、身体に自然と馴染む着心地です。

このアイテムでは、奄美大島の伝統技法である泥染めとインディゴを重ねることで生まれる、特有の青みを帯びた黒色を表現しています。一着ごとに異なる独特のムラ感や奥行きがあり、天然染料だからこそ現れる個性を持っています。

シルエットは、ボンバージャケットらしい腰丈と丸みのあるフォルムを基調に、肩まわりと身幅に程よくゆとりを持たせた設計。裾のリブが全体を引き締め、重ね着しても野暮ったく見えないバランスに仕上げています。

着用を重ねることで、"泥染め×インディゴ"ならではの深みを感じる色合いに。徐々に変化していく風合いを楽しみながら、長く愛用いただけるアイテムです。

 

染めのこと:奄美大島「泥染め」

私たちが「"Amami Doro-Zome" Sashiko Bomber Jacket」の染色を依頼したのは、 創業から70年以上続く染め屋。古くからの伝統を守りながらも新たなアプローチを通じて、泥染めを時代のニーズに落とし込んでいます。

泥染めは、奄美大島の伝統工芸品「大島紬」の制作工程の一部で、鉄分豊富な古代の泥やタンニンを含む車輪梅、奄美大島の温暖な気候が揃って初めて可能となる技法。世界で唯一、奄美大島でしか行われない理由は、島特有の自然環境にあります。また、この技法はかつて様々な時代で統治を受けてきた影響と、その中で島の資源を自らの生活に循環させてきた先人達の知恵が生み出した結晶ともいえます。

"Amami Doro-Zome" Sashiko Bomber Jacketは、すでに染め上げた色鮮やかなインディゴ生地に奄美大島の伝統技法を掛け合わせていて、落ち着きのある印象ながら、奥ゆかしさを感じる新たな表情があります。異なる色を掛け合わせることにより、インディゴや従来の泥染めとは異なる、より深みのある青黒色に仕上げています。

"Amami Doro-Zome" Sashiko Bomber Jacketに施したアタリや使い込むほどに変化していく生地の表情。そこに泥染めを重ねることにより、インディゴの生地とはまた違う、味わいの変化を楽しむことができます。

泥染めは長い歴史を持つ伝統技法ですが、時代の変化とともに需要が減少しています。それでも職人たちは現状を受け入れつつ、「この技法をどう未来に繋ぐか」を模索し、新たなアプローチを試みています。

私たちが依頼した"Amami Doro-Zome" Sashiko Bomber Jacketもその一つで、大島紬の染め技法を現代に落とし込むことで、伝統を守りながら時代のニーズに合った形へ進化させています。

ただ、泥染めの核となる奄美大島の自然資源や職人の手仕事という根本にあるものは、これから変わることはないのかもしれません。この土地が育む自然と先人が育んだ知恵からこそ、奥深く美しい色合いが生まれるからです。

「島のために何ができるか」「伝統を紡いでいく為にはどうするべきか」という職人さんの思いは、その言葉と手から強く感じることができました。

 

生地のこと:岡山県「刺子生地」

生地を手がけているのは、創業から77年を迎え、現在は3代目を中心に技術を継承している老舗の機屋。江戸時代から織物文化が息づく岡山県・井原の地で、長年にわたり高品質な織物づくりを続けてきました。

この地域はもともと綿花や藍の栽培が盛んで、藍染めに適した水質を活かした染織技術が発展。歴史的にも厚手の織物における信頼を築いてきた土地です。

織りの前工程で行われる、数千本にも及ぶ糸を一本ずつ正確に織機に通す綜絖通しや、織機の稼働と並行して糸の張りや動きに細かく確認する工程など、繊細な下準備やわずかな変化の見極めには、やはり職人の目と手が必要です。

不具合があればその都度機械を止め、一本の糸の状態まで丁寧に見直していく。やがて一枚の生地になるまでには、緻密な工程と職人の技術が丁寧に積み重ねられています。

光の加減によって織り模様が立体的に浮かび上がる、奥行きのある表情と、使い込むほどに深まる風合い。こうした刺子生地ならではの魅力は、一本一本の糸に神経を注ぎ、長い時間をかけて丁寧に織り上げる職人の手仕事によって生まれています。

この地に根づいた歴史と受け継がれてきた技術、そして効率を追わず、手間を惜しまないものづくりへの姿勢を、生地の表情を通して感じていただけます。

 

縫製のこと:奈良県「積み重ねてきた技術」

縫製を手がけるのは、奈良県生駒市にある縫製専門工房。昭和59年、服飾学校の講師だった創業者が立ち上げた小さなサンプル工房がはじまりでした。現在は2代目がその技術と思想を引き継ぎ、日々、ものづくりに誠実に向き合っています。

この工房では、パターンから裁断、縫製、仕上げ、検品に至るまで、服づくりに必要な工程をすべて自社内で対応できる体制を持っています。そうした全体の流れを把握しているからこそ、縫製というひとつの工程においても、前後の工程を見越した調整や工夫が可能になり、仕上がりの安定性と精度の高さにつながっています。

このアイテムは着用時のシルエットや動きを考慮しながら、細部にわたって丁寧に縫製されています。品の良い印象を残しながらも、自然な着用感が生まれるそのシルエットを忠実に再現可能なのは、前後の工程まで見通した上での縫製技術と蓄えられた経験があるからこそです。

奈良県生駒市は、縫製業が地場産業として根づいてきた地域ではありません。だからこそこの工房では、環境に依存せず、一から積み重ねてきた知識と技術をもとに、独自の技術力と生産体制を築き上げてきました。

そうして磨かれてきたのは、仕様や素材の違いに柔軟に対応できる汎用性の高さと、幅広い製品づくりに応えられる確かな縫製力。その蓄積が、今の信頼あるものづくりへとつながっています。


Product size / サイズ

SIZE M L XL
着丈(cm) 64 67 70
身幅(cm) 61.5 64.5 67.5
肩幅(cm) 48 51 54
袖丈(cm) 63.5 65 66.5

 

Reference image / 参考サイズ

 

Material / 素材

Cotton 100%

 

Notes / 備考

水や汗や摩擦などにより多少色落ちしたり、移染することがあります。必ず単独での洗濯をお願いいたします。

生地の特性上、他のものと一緒にお洗濯した場合、生地文様の糸がひっかかる可能性がございますので、必ず洗濯ネットに入れて単独でお洗濯ください。

個体差によりサイズ表の数値と【±1cm】前後の差が生じる場合がございます。

お使いのデバイスや環境により、実際の色味と多少異なる場合がございます。

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