Azuma Knitting Col. / Wakayama Azuma knit Long Sleeve
Azuma Knitting Col. / Wakayama Azuma knit Long Sleeve
少量生産のため、ご用意できる数に限りがあります。そのため、セールやディスカウント対象外となります。予めご了承くださいませ。
Production background / 生産背景
Product description / 商品概要
限定生産の「Wakayama Azuma knit Long Sleeve(和歌山アズマ編みロングスリーブ)」。
ビッグシルエットほどオーバーサイズではなく、程よいゆったりとしたリラックス感が特徴。上品な着こなしを好まれる方にフィットする、キレイめシルエットに仕上げました。
首まわりのネック部分には強度を高めるため、「バインダーネック仕様」を採用。リブ生地でボディ生地を挟み込む様に縫製することで、伸びやへたれる原因を軽減します。
しっかりとした生地の着用感とともに一枚でも快適にご着用いただけるように、生地や縫製、シルエットなどディテールに工夫を凝らした一着です。
生地のこと:和歌山県「アズマ編み機」
一本の糸から始まるMOLTEMANIのモノづくり。生地の舞台となったのは、日本有数のニット産地・和歌山県。「Wakayama Azuma knit Long Sleeve」の生地が生まれた場所です。生地の依頼をしたニッターさんでは、日本製の「アズマ編み機」という希少性の高い編み機が使われています。低速編み機(シンカー)と高速編み機の中間に位置するこの編み機は、絶妙な風合いの生地に仕上げるために誕生しました。「アズマ編み機」で編まれた生地は「アズマ裏毛」と言われ、膨らみと柔らかな風合いのある生地として知られています。
生地の最大の魅力は、2つ。
・「編み地の見た目がきれい」
・「柔らかな肌触り、風合い」
編む際にある程度、密度を詰めて生地を編み上げることで編み目がきれいに揃い、見た目がきれいな生地に仕上がります。またテンションをかけ過ぎないことで、糸と糸の間に空気が含まれ、ふっくらと柔らかな風合いになります。この「見た目のきれいさ」と「柔らかな肌触り、風合い」の両立は「アズマ編み機」で編まれた生地だからこその魅力といえます。
長い年月をかけて培われてきた職人さんの技術抜きではなし得ない、こだわりの生地。品質の高い生地に編み上げるため一本の糸でさえも適切な状態か確認しながら、丁寧に生地が編まれる工程を管理しています。
縫製のこと:岐阜県「フラットシーマー」
「Wakayama Azuma knit Long Sleeve」の縫製には着心地に配慮するため、「フラットシーマー」を採用しました。直訳すると、平ら(Flat:フラット)な縫い目(Seam:シーム)となります。1960年代にアメリカのユニオンスペシャル社が開発した、平面縫製ができるミシンのことです。ユニオンスペシャル社は現在フラットシーマーの生産を終了しています。そのため、現存しているミシンをメンテナンスしながら使われているため、希少性の高い縫製と言われています。
フラットシーマーで縫製すると、写真のように2枚の生地を1枚の生地のように縫い合わせることができます。そうすることで凹凸が少ない縫い目に仕上がり、着用した時に縫製部分が肌に触れる感覚が軽減され、心地よい着心地を実現しています。
染色のこと:京都府「製品染め」
「Wakayama Azuma knit Long Sleeve」の染色の舞台となったのは、”京都府”。着込むほどに風合いが増していき、愛着の持てるTシャツに仕上げたいという思いがありました。それを実現させるためのポイントとなるのは、生地もさることながら染色も重要です。様々な染色手法がある中、採用に至ったのは「Garment Dye / 製品染め」。製品が仕上がってから染める方法です。製品になってから染めるということは、縫い目も生地も同じ色に染色されるということ。それにより縫い目が生地に馴染み、先染め製品にはない独特の風合いが生まれます。そして着込むほどに絶妙なアタリや色ムラが生まれ、着用した人の痕跡が反映されパーソナルな一着に仕上がります。それこそが今回「Garment Dye / 製品染め」を採用した目的です。
依頼をしたのは、30年染色一筋の職人さん。京都が育んできた高級絹織物「西陣織」を手がけた伝統工芸士の先代から職人としての志を受け継ぎ、高い技術とプライドを持って染色活動に取り組まれています。今回の「Wakayama Azuma knit Long Sleeve」は、和歌山県「アズマ編み機」で糸の密度を詰めて編み上げた、いわゆる”度詰め”生地。大量生産の生地と比較して染まり具合が異なり、通常の工程よりも1.5倍ほどの手間をかけて染め上げられます。そうすることで、染め上げた後に独特の風合いが生まれます。
一番初めの工程は、”手染め”。染料を添加した際に出る反応や表情を細かく確認する為の重要な工程です。染料の割合や置時間、また染めた時の縮率を考慮した微調整を重ねます。この手染めによる調整こそが、職人さんの長年の経験と確かな技術だからこそなし得る技です。試行錯誤を繰り返しターゲットの色が定まったところで、現在では数少ない昔ながらのドラム型の機械を使って染め上げていきます。着込むほどに風合いが増していき、愛着の持てるものに仕上げたいという思いから始まったTシャツ作り。30年染色一筋の職人さんが染め上げるものには、きっと長い年月の経験を積んできた人の手だからこそ生み出すことができる染色の魅力を纏ったTシャツに仕上がったことと思います。
Product size / サイズ
SIZE | M | L | XL |
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着丈(cm) | 66 | 69 | 72 |
身幅(cm) | 51 | 53 | 55 |
肩幅(cm) | 45.5 | 47.5 | 49.5 |
袖丈(cm) | 62.5 | 63.5 | 64.5 |
Reference image / 参考サイズ
着用画像:170cm / 60kg / Lサイズ
Material / 素材
Cotton 100%
Notes / 備考
アイロンはあて布をし、表面からおかけください。摩擦により、特に濡れた状態では色移りすることがありますので、ご注意ください。他のものと分離して洗ってください。
個体差によりサイズ表の数値と【±1cm】前後の差が生じる場合がございます。
お使いのデバイスや環境により、実際の色味と多少異なる場合がございます。