Limited Edition Col. / 14oz Gifu Ultra Heavy Weight Half Pants

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極太糸である10番双糸を採用した、重厚な生地感の「 14oz Gifu Ultra Heavy Weight Half Pants 」。

10番手の極太糸を二本撚り合わせたオリジナルの"10番双糸天竺"を採用。通常の生地とは一線を画す、しっかりとした肉厚感と独特のハリが魅力です。

この極厚生地は、一般的にはあまり見られない希少なもの。編み機の通し口に通常の倍の糸を通し、時間をかけて丁寧に編み上げています。そのため、生地の耐久性は群を抜き、特有の重厚な表情を感じます。

生産地は、日本有数の繊維産地・岐阜県西濃エリア。古くから尾州地区の一部として毛織物文化を支えてきた土地で、確かな技術と経験により、特異な厚みの生地を編み立てています。

シンプルでありながら、素材が放つ個性とものづくりの技が感じられる一着。長く愛用できる特有の表情を求める方にこそ、ぜひ手に取っていただきたい一枚です。

 

今回使用している14oz天竺生地は、日本有数の繊維産地・岐阜県西濃エリアにあるニッターで編まれています。この地は、日本最大の毛織物産地「尾州地区」にも含まれ、豊かな自然とともに繊維産業が育まれてきた地域。現在では生産量が減少したものの、手間を惜しまないものづくりの精神は今も息づいています。

創業から50年以上、夫婦ふたりで営まれるこの現場では、機械に向かい、一反ずつ丁寧に生地を編み上げています。最新設備に頼らず、人の感覚と技術を軸にした仕事。時には地域の職人たちの手も加わりながら、繊維産地ならではのつながりの中で、確かなものづくりが続けられています。

この14oz天竺の最大の特徴は、「10番双糸」を用いた極厚の生地であること。 使用しているのは、“10番手”という非常に太い糸。さらに、ただ太いだけでなく、2本の糸を撚り合わせて1本にした“双糸”構成にしています。

ただし、この“双糸”という構成には、工程上の難しさもあります。通常、編み機には40口の糸の通り道がありますが、1口に1本ずつ糸を通すのが一般的。今回は1口に2本の糸を通すため、実際に使えるのは20口のみ。その分、生地を1反編み上げるのにかかる時間は、およそ2倍になります。

使用しているのは、昭和40年代に製造されたローゲージ編み機。今では扱える現場も限られつつあるこの機械は、針のピッチが粗く、編み目に立体感と空気感を含ませる、独特の風合いを生み出します。この特性によって、厚みのある天竺生地にもやわらかな表情が宿るのが魅力です。

また、10番手という太い糸は、この編み機にとってはやや特殊な仕様。機械の動きや糸の張りには常に細やかな見極めが必要で、職人が状態を注視しながら編み立てを進めています。難易度の高い条件下でも安定した生地を仕上げられるのは、長年現場で積み上げられてきた技術と感覚があってこそです。

背景にあるのは、最新の機械や特別な設備ではなく、長年使い込まれてきた編み機と、それを支えてきた人の手。繊維産地に根づいた知恵と経験を重ねながら、手をかけ、時間をかけてつくられる生地です。

10番双糸天竺の持つ独特の表情には、そうした積み重ねられた技術と、日々の丁寧な仕事が映し出されています。この生地に触れることで、その奥にある人の手の存在と、ものづくりへのまっすぐな姿勢を感じていただけるはずです。

 

SIZE	M	L	XL
ウエスト（cm）	68~80	73~85	78~90
ワタリ（cm）	34.5	36	37.5
前股上（cm）	32	32.5	33
股下（cm）	17	17	17
裾（cm）	27	27.5	28

縫製後に洗い加工をしている製品のため、多少のシワ・アタリなど1枚1枚の色の出方・風合い・サイズなどが微妙に異なることがあります。若干の個体差が生じますが、他の製品にはない特有の味わいをお楽しみ頂けましたら幸いです。

サイズ表の数値と【±1cm】前後の差が生じる場合がございます。

お使いのデバイスや環境により、実際の色味と多少異なる場合がございます。